日銀は17日に大規模な金融緩和策を決めたが、東京外国為替市場では円相場が乱高下する場面があった
金融政策と景気動向への投資家の思惑に揺れる市場の値動きは激しく、視界不良の様相だ
ダウ平均が3万ドルを割り込んだのは昨年1月以来
16日は欧州の株価も下落した
各国の積極的な金融引き締めで世界経済にブレーキがかかるとの懸念から、リスク資産の株式が売られた
15日に米連邦準備制度理事会(FRB)が大幅利上げを決定
16日には英中銀も利上げを決めたが、スイスの中銀も同日、15年ぶりの利上げに踏み切り、市場で想定外と受け止められた
株安の流れは17日の東京株式市場に波及し、平均株価の下げ幅は朝方に一時710円40銭に達した
終値は前日比468円20銭安の2万5963円00銭と、約1カ月ぶりに2万6000円を下回った
週間での下げ幅は1861円29銭と、令和2年3月9~13日(3318円70銭)以来2年3カ月ぶりの大きさだった
日銀が大規模金融緩和を策の維持を決定し金利上昇を容認しない姿勢が改めて確認されたことで、17日の東京外国為替市場では円売りドル買いが進んだ
ただ、米国の景気悪化懸念もありドル売りも交錯し、変動幅は2円44銭と大きくなった
みずほ証券の三浦豊シニアテクニカルアナリストは「インフレが進む米国は、景気悪化の懸念がある中でも、金融引き締めをしなければならない状況にある」とし、当面の市場について「激しい値動きとなるだろう」とみている
(この記事は、産経新聞の記事で作りました)
金融引き締めによる経済原則を警戒し、16日のダウ平均株価などが下落、17日の日経平均株価も下落しました
ちなみに17日のダウ平均株価は小幅安でした
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