日銀が上限とする0.250%まで長期金利が上昇し、金利を抑え込むため国債を無制限に買い入れる「指し値オペ」を複数日連続で実施する異例の措置に踏み切ったことで、日米の金利差が拡大するとの思惑から円安が急加速した
28日の東京市場では、朝方1ドル=122円台で取引されたが、急速に円売りドル買いが強まったことでロンドン市場で一時1ドル=125円台を付けた
指し値オペは長期金利の指標とされる10年物国債について、日銀が長期金利の上限とする0.250%の利回りで応札した金融機関から原則すべて買い取る
2月14日以来、約1カ月半ぶりで、28日午前と午後の2回発動された
日銀は同日優に29~31日まで実施する「連続指し値オペ」も初めて発表し、金利上昇(債券価格の下落)を認めない姿勢で市場を牽制した
長期金利は米連邦準備制度理事会(FRB)が政策金利の引き上げを加速するとの観測が強まっている
日銀は低金利で景気を刺激する金融緩和の効果を維持するため、金利抑制が必要と判断した
(この記事は、産経新聞の記事で作りました)
日銀は「指し値オペ」で金利上昇を抑えようとしたが、「効果」は弱かった
この措置で円安ドル高が進んだ
円安のメリットを享受できる大企業はいいが、中小零細企業や家計は原油高などによるコスト増などで「格差拡大」が懸念される
日銀は相次ぐ「指し値オペ」で金利上昇を抑え市場を牽制
(同時に円安も抑えたいと考えている、ただし難しいが・・・)
市場と日銀の「駆け引き」が続きそうだ
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