12日(現地時間)のNY株(ダウ平均株価)は、米追加経済対策の実現が好感される中、6営業日続伸
終値は、前日比293ドル05セント高の3万2778ドル64セントで3日連続史上最高値を更新
ハイテク株中心のナスダックは、78.8ポイント安の1万339.86
12日(日本時間)の日経平均株価は、4日続伸し、前日比506円19銭高の2万9717円83銭
2月25日(3万0168円)以来、約2週間ぶりの高値
前日の米株高で上昇
米長期金利の上昇への警戒感が和らいだ
2021年03月13日
バイタリティあふれた奇才・南方熊楠
南方熊楠は、和歌山県生まれの博物学者、粘菌学者、民俗学者です
熊楠を知るおすすめ書籍・・・
熊楠に関しては多くの書籍が出ており、それらの多くはおすすめですが、個人的には以下の書籍を特におすすめします
・南方熊楠 - 日本人の可能性の極限 (中公新書)
日本人の枠に収まらないバイタリティのあった熊楠は、まさに日本人の可能性の極限の人でした
・南方熊楠 地球志向の比較学 (講談社学術文庫)
民俗学者としての熊楠について
同じ民俗学者の柳田国男との比較は興味深いです
驚異の記憶力・・・
幼い頃から驚異の記憶力を持ち、小学校時代に友人宅にある「和漢三才図会」という105巻もある膨大な百科事典を読んでは記憶し、自宅で図も含め書き写したといわれます。
「和漢三才図会」からはじめた写本は「本草網目」を同様に記憶し、帰宅後書き写し、さらに「大和本草」、「日本紀」など次々と同様に記憶し、帰宅後書き写し、写本の山を築いたといわれます。
その抜群の記憶力は後に英語、ドイツ語、フランス語など19もの言語を操る力となりました。
当時の日本人の枠に収まらないバイタリティ・・・
熊楠は、最初にアメリカに留学しますが、アメリカの大学に通っている時、校則違反の自主退学になっています
飲酒や校則違反は、いけないのでしょうが、ある意味バイタリティがありますね
そのバイタリティと行動力で、今度はキューバなどの南米にも渡っています
そこで、サーカス団に入ったそうです。
サーカス団入りも凄い「行動力」ですね・・・
その後、アメリカに戻りますが、アメリカに「飽き足らず」今度はイギリスへ渡ります
イギリスで大英博物館に通い詰め、大英博物館の職を手にします
しかし、大映博物館で暴力事件を起こし、大英博物館を出入り禁止になり、日本に帰国します
夏目漱石(イギリス留学)や森鴎外(ドイツ留学)といった「知の巨人」が神経衰弱に悩まされたといわれていますが、熊楠はアメリカ、南米、イギリスに渡り、前記のようなバイタリティと行動力を示しました
当時の日本人の枠に収まらないバイタリティが熊楠にはあったようです
帰国後の熊楠・・・
帰国後、大阪を経て和歌山に戻った熊楠は、和歌山を生涯のフィールドとします
その後、「神社合祀令」に対し反対運動を起こします。
これで収監されますが、「転んでもただでは起きない」熊楠は、収監中に新種の粘菌を発見します
反対運動は、自然破壊への反対も含み、今でいうエコロジストのはしりの面も・・・
さらに、これにより民俗学者の柳田国男とも交流します
晩年は昭和天皇に、粘菌の講義などをします
その際、粘菌の標本をキャラメルの箱に入れ、昭和天皇に献上したそうです
熊楠の飾らない素朴の性格がうかがえます
まとめ・・・
在野の学者で通し、定職に就かなかった熊楠は収入が少なかったとされます
在野ゆえの苦労・限界もあったでしょうが、彼のバイタリティと行動力が多くの研究成果につながりました
最後に、おすすめ書籍をもう1度紹介します
南方熊楠 - 日本人の可能性の極限 (中公新書)
南方熊楠 地球志向の比較学 (講談社学術文庫)
熊楠を知るおすすめ書籍・・・
熊楠に関しては多くの書籍が出ており、それらの多くはおすすめですが、個人的には以下の書籍を特におすすめします
・南方熊楠 - 日本人の可能性の極限 (中公新書)
日本人の枠に収まらないバイタリティのあった熊楠は、まさに日本人の可能性の極限の人でした
・南方熊楠 地球志向の比較学 (講談社学術文庫)
民俗学者としての熊楠について
同じ民俗学者の柳田国男との比較は興味深いです
驚異の記憶力・・・
幼い頃から驚異の記憶力を持ち、小学校時代に友人宅にある「和漢三才図会」という105巻もある膨大な百科事典を読んでは記憶し、自宅で図も含め書き写したといわれます。
「和漢三才図会」からはじめた写本は「本草網目」を同様に記憶し、帰宅後書き写し、さらに「大和本草」、「日本紀」など次々と同様に記憶し、帰宅後書き写し、写本の山を築いたといわれます。
その抜群の記憶力は後に英語、ドイツ語、フランス語など19もの言語を操る力となりました。
当時の日本人の枠に収まらないバイタリティ・・・
熊楠は、最初にアメリカに留学しますが、アメリカの大学に通っている時、校則違反の自主退学になっています
飲酒や校則違反は、いけないのでしょうが、ある意味バイタリティがありますね
そのバイタリティと行動力で、今度はキューバなどの南米にも渡っています
そこで、サーカス団に入ったそうです。
サーカス団入りも凄い「行動力」ですね・・・
その後、アメリカに戻りますが、アメリカに「飽き足らず」今度はイギリスへ渡ります
イギリスで大英博物館に通い詰め、大英博物館の職を手にします
しかし、大映博物館で暴力事件を起こし、大英博物館を出入り禁止になり、日本に帰国します
夏目漱石(イギリス留学)や森鴎外(ドイツ留学)といった「知の巨人」が神経衰弱に悩まされたといわれていますが、熊楠はアメリカ、南米、イギリスに渡り、前記のようなバイタリティと行動力を示しました
当時の日本人の枠に収まらないバイタリティが熊楠にはあったようです
帰国後の熊楠・・・
帰国後、大阪を経て和歌山に戻った熊楠は、和歌山を生涯のフィールドとします
その後、「神社合祀令」に対し反対運動を起こします。
これで収監されますが、「転んでもただでは起きない」熊楠は、収監中に新種の粘菌を発見します
反対運動は、自然破壊への反対も含み、今でいうエコロジストのはしりの面も・・・
さらに、これにより民俗学者の柳田国男とも交流します
晩年は昭和天皇に、粘菌の講義などをします
その際、粘菌の標本をキャラメルの箱に入れ、昭和天皇に献上したそうです
熊楠の飾らない素朴の性格がうかがえます
まとめ・・・
在野の学者で通し、定職に就かなかった熊楠は収入が少なかったとされます
在野ゆえの苦労・限界もあったでしょうが、彼のバイタリティと行動力が多くの研究成果につながりました
最後に、おすすめ書籍をもう1度紹介します
南方熊楠 - 日本人の可能性の極限 (中公新書)
南方熊楠 地球志向の比較学 (講談社学術文庫)