中曽根氏は、改憲論者で、「不沈空母」発言などのタカ派でも知られました
首相としてレーガン元米大統領と「ロン」「ヤス」で呼びあうなど日米関係を重視しました
首相在任中には、タカ派発言は少し控えるなどし、当初は田中派の後ろ盾で政権に就いたので、「田中曽根内閣」とか「風見鶏」とかいわれましたが、長期安定政権を築きました
改憲については、生涯情熱をもっていたといわれます
佐藤栄作内閣後の代表的な政治家4人を「三角大福」(「三」木武夫、田中「角」栄、「大」平正芳、「福」田赳夫)と当初は呼んでいましたが、後に中曽根氏も加え、5人を「三角大福中」(「中」曽根康弘)と呼ぶように
首相辞任後も影響力をもち、政界引退後も影響力がありました
中曽根氏は、代表的な政治家の一人でした
中曽根康弘 「大統領的首相」の軌跡 (中公新書)
中曽根康弘氏の軌跡